追い詰められたヨーロピアンマスターズ


 旧ユーロF3(今年からリプレイスされてヨーロピアンマスターズへと改名)が瀕死の危機に陥っている。
 3月3日時点で日本のas-webでは新しく始まるヨーロピアンリージョナルは10-12台程度でこのマスターズより少ないと書いてあるが、今日この時点でもこのマスターズにエントリーをコンファームしているのはわずかに6台に過ぎない。


 6台の方が12台より多いと言わんとしている書き方ってどうよ?と思うが、プロモーターのG・ベルガーはこの状況に対しどうするんでしょうかね?考えられる打開策として同じ旧FIA-F3車輌で争われるユーロフォーミュラオープンと合流と言う手もある。
 ところがBOPで調整した異なるエンジンで開催されたユーロオープンで旧FIA組のカーリンがブッチ切り。エンジンどころかシャーシの差も明らかでちょっとやそっとの改造で両車の均衡が保てるとは思えないレベル。もちろんこのまま開催すればオープン側のエントラントが辞めてしまう可能性もあり、その線引きは上手くいっていない。
 カレンダーは五月から。そこには華々しい昨年までの写真があり、多くは昨年の我々のチームがそのカレンダーに華を添えている。が、我々もすでにそこにはいない。万が一にもノーアナウンスで消える事なぞ考えたくも無いが(全体に悪影響を及ぼす)、ベルガーならやりかねない、と考えてしまう。

 どれだけ遅くてもあと二週間で何某かの結論は出さなければならず、それはすでにエントリーを表明している佐藤選手やソフィアに悪影響を及ぼす事だけは避けて欲しいと思うし、更に最悪なシナリオとして、大金払って6台のレースと言うマレーシアのFIA-F4の様にならない様、切に願うものである。