69th Macau GP @Sands China Formula 4 Macau Grand Prix FP 1 & 2

今年で三回目となる中国F4にタイトルを懸けたマカオグランプリ。
今年はギリギリまでFIA F3での開催を模索していたが、その契約目前で市内感染爆発。結果、昨年までと同様の内容によるグランプリの開催となった。


Sands Chinaが大会スポンサーとなり、Sands China Formula 4 Macau Grand Prixと銘打ったFIA F4中国選手権。
17台のエントリーを集めて三回目となるマカオグランプリに臨んだ。

しかしFP1開始早々の5分経過したところで#10 GRID MOTORSPORTSのBei Silingがマンダリンベント出口で大クラッシュ。デフケースから後ろが千切れるほどの大きなインパクトでFP1はそのまま赤旗終了となった。



午後のFP2。
大方の予想はここまでグランプリ二連覇を飾っているシャルル・リャンに対し、今回チャンプモータースポーツからエントリーしたアンディ( Chang Wing Chung )が絡む事は誰もが予想したが、ここで全くその予想を覆す展開となった。

シャルルはマカオF4ニ連勝。ブルーノ・カルネロに続く中国F4チャンピオンで既に2019年にはFIA F3も経験し、格上の存在である事は間違いの無い事実。
そこへ同じマカオのアンディが絡むのは誰でも予想し得る話しであり、アンディも過去にユーロF3に参戦し。マカオGPも旧F3の時代から複数回、経験を積んできている。しかしこのニ名を最初から押さえ込んだのが、KARTからステップアップしてきたマカオ初挑戦、香港のGerrard( Xie Wing Lam )。
いきなりタイミングモニターのトップに名前を刻み続け、最後にアンディに抜かれたものの二番手のタイムでFP2をまとめ上げた。

結局トップはアンディ、Gerrardが0.088秒差でニ番手。そこから0.150遅れてシャルルが続いた。
米国F4を経験したLi Sichengはシャルルから遅れる事2.738秒の大差である事から、今年のグランプリはこのトップ3を中心に展開される事は間違いない。

この後、金曜日にニ回の予選の後、土曜日にレース1。
そして日曜日の第69回マカオグランプリへと駒を進める。