低温の影響でまともに走行できず 2−3位のグリッドを固める 


午前中のFP2の段階から、低温によるタイヤのグリップの低下で3周以上の走行ができないほど、各車のスピンやクラッシュで黄旗や赤旗が相次いだ。
この十数年、この時期のマカオでここまで寒くなったことは無く、この低音がタイヤに与えた影響は甚大だった。

最初に赤旗を出してしまったのがポール・アーロン。メルコでステアリングが反応せず曲がり切れなくなりストップ。後続車数台がそれに続き、メルコヘアピンは封鎖された状態になってしまった。

その後も同様の原因のクラッシュやスピンが相次ぎ、まともな計測ができない。

ミニは最後の最後に渾身のアタック。
S2ファステスト - S3ファステストでピットはポールポジションを信じたが、S3に差し掛かったところでまたも赤旗。

結局、フルアタックをしていない前周のタイムが予選タイムとして記録され、ポールのルーク・ブロウニング -  ハイテックに遅れる事、0.006秒と言う僅差で二番手に甘んじる事となった。

テディ・イップ・ジュニア - チームプリンシパル 
私たちはこの接戦の予選でのチームの努力に非常に満足しており、ここまで戦える事を誇りに思っており、明日と日曜日に向けて素晴らしいポジションにいると感じています。ガブリエレとディーノは信じられないほどの僅差でポールポジションを逃し、1列目と2列目から戦うことになります。今朝、非常に印象的なペースで走行し、気温やコースのコンディション等を考慮すると素晴らしい仕事をしたポールには関心すらします。彼は7列目からのスタートですが、マカオでは不可能なことはない。レース当日が来たら全員が全力を尽くすつもりだ。

#8 ディーノ・ベガノビック(フェラーリドライバーアカデミー)


今日の結果には本当に満足しており、明日と日曜日のレースは素晴らしい結果が得られると思います。このマカオに来られる事は素晴らしいことです。ドライバーの笑顔を見るだけで十分。しかもここでは上位3名のドライバー全員がルーキーだ。これは我々の世代のドライバーと今年のF3のレベルを証明している事実だ。

#9 ガブリエル・ミニ(アルピーヌF1アカデミー)


もちろん僅差でポールを獲得できなかったのは残念です。アタックの準備をする為の周回中に1速で最終コーナーを通過したため、計測ラップのスタートは完璧ではなかった。おそらくストレートで10分の1くらいタイムを落としてしまっただろう。その後、さらに2回チャンスがあったが、いずれも赤旗が出た。一方のブラウニングは素晴らしい仕事をしたので、私は彼を祝福します。今年はすでにモナコでの公道サーキットを経験しており、そこでは非常にうまくいきましたが、マカオはさらに厳しい場所。モナコの3倍は難しいことはわかっています。レースが簡単ではないことは分かっていますが、最善を尽くします。

#10 ポール・アーロン


予選を終えた後は明らかにとてもがっかりしている。今朝のプラクティスでは僕が一番速かったし、自信を持って予選に臨んだが、クリーンラップはゼロだった。最初のアタックでは毎周渋滞が発生し、ベストタイムは6台のをオーバーテイクしながらのタイムでした。 2本目、目の前でドライバーがコースから外れてしまい、唯一のチャンスを奪われてしまいました。
その後は毎周赤旗が出た。マカオでポールポジションを取れなかったことは非常に残念だが、トップ10以外からスタートすることは常に非常に難しいことであり、私たちはこの結果に価値があると感じている。残念なことに、今日は物事が思い通りに進まなかったが、明日はもっと幸運になることを願っている。