マカオグランプリの前週、恒例となったマカオグランプリキックオフイベントが盛大に開催された。これにはマカオの自動車連盟、ASNであるAAMCを始め、FIA、FIMに主催者のマカオ政府体育局、旅遊局、スポンサーの六大IRの代表など、グランプリのオープニングを飾るに相応しい面々で、華やかに開催された。 好天に恵まれた11月8日の土曜日。 先週に引き続き、マカオの中心部、塔石広場で開催されたマカオGPキックオフイベント。 開会宣言から始まり、会場にはバイクのレースであるMacau Motorcycle Grand Prix – 57th Editionに参加するライダーとそのバイクをはじめ、FIA Regional World Cupのマシン、GT3 World Cupのマシンと所狭しと並び、ファンを喜ばせた。 毎年の事ながら、GT3やフォーミュラカーが街中に展示され、地元のファミリーがそれを無料で楽しめるこのイベント。 こう言うところにマカオの懐の深さと伝統を感じる。 土日にわたって開催されるこのイベントを持ってマカオGPの前節のイベントは全て終了し、木曜日からいよいよグランプリの本戦に入る。 日本でもJ-Sportsがライブで放送するとの事で、このアジアで最も歴史のあるモータースポー…
それまでのFIA F3から、突然のフォーミュラリージョナルへの変更で戸惑うばかりだった第71回マカオグランプリ。 そのプロモーターがダビデ・ディ・ゴビィ率いるTOP SPEEDが仕切るとなれば、それはもうかつてのフォーミュラ・マスターズの様に“実りの無いレース”になる事は明らかだった。 案の定、参加資格からして不明瞭でF4に出てやっと走ってる様なドライバーからFIA F3レベルのドライバーまで千差万別。荒れるレースというより、“まともなレースにならない”事はエントリー表からも明らかだった。 先に結論を言うと、連続周回で三周以上回れず、フリープラクティスから予選、予選レースに決勝を通じて常にこのシュチュエーションは変わらず、草レース以下の展開に終始した。 終わってみればマクラーレン育成のウゴが勝ち、ポディウムを懸けて我がチーム、セオドールから出走したアレックス・ダンが最後の最後に見せ場を作ったが漢気溢れる自爆で終わった以外、これと言った見せ場がないレースだっだ。 アレックス・ダン、ディノ・ベガノビック、フレディ・スレーターと、明日にでもF1に手が届きそうな、完全格上ドライバーのラインナップで揃えたセオドールプレマレーシングだったが、フリープラクティスから雨に祟られた事も影響したか…
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