自分を含む調査チームは、夜8時をまわり定刻を一時間ほど遅れて北京を飛び立った上海へと向かう飛行機の機内にいた。 どこのタイミングで聞こうかと、北京での滞在期間中ずっと様子を伺っていたが、飛行機の座席で隣になった事から思い切って聞いてみた。 「なぜ(第三期の)活動を辞めたんですか?」 彼は間髪を入れずに答えた。 「あのタイミングで辞めないと、株主総会を乗り越えられなかったんですよ。」 彼は第三期の中で重責にあった人物で、今回は後々の第四期、つまり第二期マクラーレン・ホンダが発足する前の段階の作業をしていた。 そして光栄な事にそれをお手伝いさせて頂けるチャンスを頂けた。 話しは一旦、一番最初に戻る。 この一連の流れを書こうと思ったのには理由がある。 一つはTwitterの長文のシステムを試してみたかったと言う事。 実はこの文章は以前に書いて貯めていたものだった。しかし特に出す場もないし、それを作ろうとも思っていなかった。しかしどこかで出さないとならないかな?とは思っていた。 もう一つの理由として、産業としての自動車メーカーの立ち位置と、スポーツチームとしての活動をキチンと連動して伝えるメディアが無い事。それを問題提起する事で、昨今のモータースポーツの関係者やファンが叫ぶ「なぜ社会的な…
Social Plugin