それは発表を遡る数日前に、英国サイドがこんな事を言ってきた事から始まった。 『インドのFIA F4、カルンは絡んで無いよな?』 インドの話しだからそう思って当然だが、絡んでいない事を伝えるとホッとした様子で言葉を続けた。『経験値も無いのに主催者になってF4 をメチャクチャにして何考えてんだ。結局、英のF4は二派に分かれたよ!』 その時は何の事だかピンと来なかった。しかし昨日のGB4の発表と同時に英国から連絡が来て、その内容に少々驚いた。 FIAは英国FIA F4の入札日を公表せずに入札を強行したと言う。 来季からの英国F4への入札を希望していたプロモーターは二つ。ジョナサン・パーマー率いるMSVと、カルン・チャンドックのグループ。今までの英FIA F4はシャーシがミュゲールで正直、良いクルマでは無く、ちょうどシャーシの入れ替え時期が来たのでリプレイスして、新しくF4を設定し直しGB3(旧BF3)と整合性をとってやり直すにタイミングとしてはちょうど良かった。 ところがこの英F4にカルンが入ってきた頃から、話しが急におかしくなり、今回に至る。 MSVのアイデアはこうだ。 現在のGB3はFIA F4シャーシをベースに作っている。ちょうどGB3もシャーシチェンジの時期を迎えていた…
昨年までのFIA-F3車輌で数々の伝説的な選手を生み出した伝統の英国F3が開催されていたのは2014年まで。最後の年は参加者がおらず、大量の中国人ドライバーを乗らせて延命したと言うひどい年となった。実際はその前の2012年頃から“衰退”は顕著だった。 衰退した理由はFIAが決めた『ヨーロッパには強いF3のチャンピオンシップが一つあれば良い』と言うテーマに沿った事。 そこで選ばれたユーロF3(ベースはドイツF3)が昨年末、結果的にハシゴを外され、シーズン開幕六週間前に消滅と言う屈辱的な終わり方をした事はまさに“やった事はやり返えされる”の典型的なケースとなった。 この苦い経験から英国の伝統的なクラブであるBRDC(BRITISH RACING DRIVERS CLUB)とプロモーターMSAは、FIAに左右されないジュニアシングルシーターを考えた。 フォーミュラ・ルノーでさえ、その繁栄ぶりをFIAに狙われていた背景もあり、英国はルノー・スポールに範を学びながらも、フォーミュラ・ルノーを採択せず、独自のフォーミュラカーを開発した。 それがMSV-F4だった。 このマシンはオリジナルのチューブラフレームで、フォーミュラ・ルノー2.0の足回りを使用。日本でいうとスーパーFJの進化…
結局、SUPER FORMULA LIGHTSとなった旧全日本F3 GP3 → FIA International F3 参加費がやたらと高い。昼飯代までF1にコントロールされてしまっていて、昔GP2/3時代にメシ代の事でエントラントとバーニーとの間で喧嘩になった。 話しは変わるが昔GP2アジアシリーズの時、3万円で買った冷蔵庫をバーニーはチームに1日7万円で貸していた。商売とはこう言うものだと言う事を学んだ。 ユーロF3 → Formula Euro Masters へ変更しこのたび昇天。今夜、通夜。明日、告別式。形式→宗派問わない友人葬。 Formula Regional European Championship →新設 いわゆるRegional F3車輌のレギュレーションだが“F3”を名乗らず。以下、私の予測。来年の今頃。早けりゃ再来週にはシレッとF3を名乗り出す可能性あり。Euro Mastersの急逝を受け、妾の子を本家に潜り込ませて相続を受ける事に成功した実例となると予測。この構造の詳細は映画“犬神家の一族”をご参照の事。 こちらはFormula Regionalとなり、後にFormula Renaultと合併する BRITISH F3 →いわゆるRegiona…
上のカテゴリーが忙しく、なかなかジュニアカテゴリーに手をつけられないので、ここに私の考えをちょっとだけお伝えします。 【拡散お願いします】岩井君がブリティッシュF3のシートを獲得すべくスポンサーまわりを必死にしています。チームも状況を理解して、岩井君を焦らせる事無くシートを空けて待ってくれています。ぜひチャンスを与えてください。 ホンダの若手育成を見ていて分かると思いますが、『?』と思わせる事が多くありませんか? “なんで牧野選手を(日本に)戻しちゃうの?” “なんで松下選手をこのタイミングで欧州に戻すの?” みなが疑問じゃないでしょうか? プレマ/セオドールの戦略を皆が日本語でリアルタイムで見るようになり、カートから四輪をはじめて4-5年経たずのドライバーがF1の玄関をノックするのを目の当たりに見る様になり、日本人ドライバーのステップアップとそのギャップを具体的に見る様になった。 いわゆるステップアップがかなり可視化されたのではないでしょうか?岩井選手は本来は昨年、中国でFIA-F4を乗る準備をしていましたが、個体差が激しいカテゴリーであまり良くない車輌だった事。テストドライバー契約で無償で乗れていたスーパーFJと若干バッティングしていたので取りやめました。 そして今…
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