SJM セオドールプレマレーシングが歴史に残る第70回マカオグランプリで表彰台を獲得


 press release

予選レース:

2023/11/18

ガブリエル・ミニ SJMセオドールプレマレーシングがマカオF3予選レースで表彰台を獲得


SJM セオドールプレマレーシングは第70回マカオグランプリ - FIA Formula 3 ワールドカップの予選レースで表彰台の一角を獲得。最前列からスタートしたガブリエレ・ミニは、ギア・サーキットを文字通り激しく走りながら、拮抗した競争力の高い集団の間で戦い、激しいパフォーマンスを披露。ミニは3位を確保し週末の決勝レースを2列目からスタートすることを決めた。



チームメイトのディノ・ベガノビックは4番手に終わり、決勝レースは2列目からスタートとなった。クールな容姿のスウェーデン人ドライバーには、リスボアまでのロングストレートを活用した反撃をするチャンスが十分にあると考えられる。

厳しい予選を経て14番手からスタートしたポール・アーロンはセンセーショナルなパフォーマンスを見せた。エストニア人のこの選手はオープニングラップで7ポジションのアップを果たした。スタートではスリーワイドになり、その後ポジションを確立した。7位でのフィニッシュは、決勝での表彰台、さらには勝利を狙うチャンスが十分にある事を予感させた。



第70回マカオグランプリは大きな希望と、押し潰されそうなプレッシャーの中、また新たな歴史の1ページを加えようとしています。



デビッド・ケネディ - マネージング・ディレクター

今日のチームパフォーマンスは本当に誇りに思うことができると思う。ガブリエルと共に予選レースで表彰台を獲得しただけでなく、明日のグランプリで勝利を争うために重要なスタートポジションも確保した。ディノは完璧な一日を過ごし、可能な限りの最高の結果をもたらした。ポールは本当に素晴らしかった。彼があのトラフィックをかい潜り、ポジションを確立したのは信じられないほど素晴らしく、マカオを戦うには何が必要かを証明した。


#8 - ディノ・ベガノビック

正直に言うと、レースの展開には少しがっかりしているが、自分たちは頑張りすぎる必要はない。最も重要な明日のレースに向けて良いスタートポジションを保っている。あまりリスクを負いたくなかったのですが、少し慎重になりすぎたのかもしれません。明日はチームとして一歩前進する必要がある。我々はデータを見て、明日ライバル達よりも速く走れるよう、今夜は懸命に問題点を見つける努力をする。


#9 - ガブリエル・ミニ

フリープラクティスと予選では本当に良いペースで走れました。しかし今日の僕らはおそらく最速ではなかった。リザーバーベント(T1)で二回オーバーテイクしようとして、ルークとアレックスのためにドアを少し開けてしまったかもしれないが、リスボア(T3)で3ワイドになった時、アウトサイドに居たくはない。それは決して良い結果にはならないだろう。今日はハイテックの彼らを追い抜くペースがなかったが、明日は速く走れるよう今夜はハードワークするつもりだ。データを解析して、明日はそれが機能するように努めます。


#10 - ポール・アーロン

とても嬉しいです。レースは成功だったと思うし、我々の目標は日曜日に向けて良い順位につけることでした。 7番手はレースでも勝てる場所だと思うので、今日ここまで順位を上げられたことを嬉しく思います。全体的にはマイペースに走れたレースだったので、あらゆるチャンスを活かしました。ペースに少し苦労しましたが、それらを間違いなく分析して明日に向けて取り組むことができる問題です。 7位から良いペースで走れば、間違いなくチャンスはあるでしょう。



グランプリ - FIA Formula 3 World Cup


2023/11/19


第70回マカオ グランプリ - FIA フォーミュラ 3 ワールドカップはSJMセオドールプレマレーシングにとって、比較的有利なスタートポジションを獲得していたにもかかわらず、めまぐるしい展開に数えきれない接触、数回のセーフティカーランに長い赤旗中断と、混乱に惑わされた展開となってしまいました。



ガブリエル・ミニはチームのトップでフィニッシュし、トップ3による熾烈な戦いの末に表彰台に上り詰めた。18歳のイタリア人は勇敢な努力を尽くし、最終的には3位となりこの週末のあらゆる努力が報われる事になった。そして来シーズンへの大きな期待を抱く結果となった。


しかし残念ながら、ディノ・ベガノビックとポール・アーロンはともに完走できず。ディノは表彰台を争う中、3周目に行き場を失いリスボアコーナーでバリアに真っ直ぐ突っ込んだ。一方のポールは8周目にバリアに引っかかり高速クラッシュしクルマは大きく損傷の上、火災まで発生。幸いなことにアーロンは自力で車から脱出し、両ドライバーは無傷でピットに戻った。尚、クラッシュの原因はいまだに不明である。



三年間のコロナによる閉鎖を余儀なくされ、今年ようやく世界に向けて扉を開けたマカオグランプリ。このエキサイティングな国際イベントで表彰台を獲得し、歴史の1ページにその名を刻んだSJMセオドールプレマレーシングは、すでに来期の取り組みに目を向けています。



テディ・イップ - チーム代表

確かに複雑な気持ちはありますが、このような素晴らしいイベントに参加し、ガブリエルとともに3位を記録できた事は素晴らしいことです。また2回の高速クラッシュの後、ディノとポールが無傷で戻ってきたことを嬉しく思います。私たちのドライバーは本当にすべてを出し切りました。第70回目のグランプリを特別なものにしてくれた皆さんに感謝すると共に、来年またここに戻ってくる事を約束したいと思います。


#8 - ディノ・ベガノビック

明らかに私が望んでいた週末の終わり方ではない。マシンは完璧だったが行き場がなく、バリアに突っ込んでしまった。我々は週末を通してずっとハードプッシュを続けたが、それでもトップになる為の何かを掴みきれなかった。それでもここまで来ることができたのは素晴らしい経験だった。素晴らしいイベントだったので、将来また戻ってきたいと思っています。


#9 - ガブリエル・ミニ

このレースは非常にハードで、あらゆることが起こり得るので、余計な期待は捨てて臨みました。コースを一歩ずつ学ぼうと努めました。今日はレースのほとんどでなんとか2番手に留まることができました。イン側でアクションする事に努めました。ルークとデニスとのバトルで自分にはスペースが足りませんでした。正直に言うと特に予選で非常に良い速さを見せた後では、この3位には完全に満足していませんが、それでも素晴らしい成果です。100パーセントの力を出しました。何度か壁にぶつかったが、それが私のすべてでした。


#10 - ポール・アーロン

明らかにこれは私が望んでいた終わり方ではない。私は非常に良いスタートを切り、4番手まで上がった。なんとか3番手まで上がることもできたが、ストレートスピードが完全に足りないことが分かり、それがこのレースを苦しいものにした。その失う時間を埋め合わせるために必死にプッシュしなければならなかったので、タイヤがオーバーヒートしてしまい、その後、壁にぶつかってしまいました。そのまま走り続けましたが、コースの最も速い部分で右リアが壊れてしまいクラッシュしてしまいました。 私にとってもチームにとっても残念です。週末に向けて良いビルドアップをして、素晴らしいステップを踏んだんだけど、ペース不足で非常に困難になってしまいました。





Special Thanks : CCM HONG HONG,南部美人

Photo:THEODORE RACING / PREMA / CCM HONG KONG - Tatsu Katagiri