このところの動向をひとまとめ マカオGP 準備編


 今年も結局マカオグランプリの準備が始まるわけで、台風で街が水没しようが、どこかで戦争が起きようが、いつもと同じく、いつもと同じ日々を過ごしております。
 マカオ政府のVIPホスピのクオリティの低下は年々目に見えるほど凄まじいレベルで下げるクセに、今年また値上げするとか言い出し、担当者(家内の幼なじみの姉)は
「金持ちのイベントなんだから、いくら上げても売れるんだ!」
と本当に目の前で仰りまして、心底呆れ返りました。
 その直後、そのセクションの上席の体育局長が更迭されるニュースを見て
「ほれ見た事か!ザマァ」
と思ったのは極めて自然な心からの叫びでした。

 今年からVIPラウンジはリスボアコーナー上空界隈でやる予定でした。
この最近、すっかりスポンサーの企画室みたくなった当社ですが、これには流石にスポンサーも“Good Idea!”となり、担当部署へ連絡。
ここでちょっと説明が必要なのですが、当チームのスポンサーはグループを牽引する大黒柱なのですが、実は子会社なのです。旧リスボアをやっている方が親会社。
つまり重度の腸捻転レベルで捻れています。

 なのでいくら大きいとは言え、やはり相手は親会社ですからお伺いを立てないとなりません。そこで大ボス(親会社のオーナー)を通して打診したところ、返ってきた答えはまさかの「ムリ!」一同、唖然。
 なにを唖然としたのかというと、オーナーが聞いたにも関わらず、「No」の返事を出してきた事。それは「昨年のGP終了時に今年の予約を取ってしまっている」からでした。
ってか、オーナーが知らなかった事にこっちはビックリしましたけどね。

 で、今回、開催の契約をまとめたホテル。これも実は親会社の持ち物なんです。こっちは家内のお義父さんと故スタンリー・ホーさんが共同で作ったホテルで、一時期はマンダリンオリエンタル・マカオでした。コチラはアチラと違ってオランダ人のCEOがテキパキと仕切っていて、非常に素晴らしいオーガナイズをしております。

 話をコチラのホテルにリターンして、このホテルの展開するこの素晴らしいプログラムであるテラスラウンジの問題点に敢えて言及し、自分達のアイデアをまとめ上げ、共同プロジェクトに仕立て上げる事に成功しました。
更に現在、そこに某スイスの高級ウォッチメーカーが興味を示したのか、期待値の高い打診が来ていますが、それはそれで現在交渉中。
ともあれホテルと当社の合同のプログラムがここに完成した訳です。

ご案内はこちらからご覧ください。

 おかげさまでスポンサーに提案していた企画が順序全て入れ替えという事態に陥ってしまいましたが、これは頭の中で整理すればよい話なので、静かに受け入れました。その代わり今年流れた春の鈴鹿F1のPRをやるべき、と逆に思い切って次のステップをねじ込み始めたのです。

 今年やり切れなかった日本でのプロモーションは来年に。そして来年は春のF1のプログラムを足す。
(実は今年、スポンサー(うち)+鈴鹿+FOM(Fomula one Management)で話し合いを持ったのですが、スポンサーの国籍による仕切りの問題がありまして、最終的にFOMは当方のスポンサーを外国扱いで決定したのが今年の2月の中旬だったと言う経緯がありました。つまり鈴鹿扱いでは無くFOM扱いとなります、と言う意味。)

 で、ここからはまだスポンサーに話を入れてないのですが、来年の早い時期に再来年からの某F1チームのスポンサーの話しを提案する予定。過去にもJr.育成のスポンサーをやった事あるので、その辺は昨日今日の関係で無し、比較的スムーズに行くんじゃね?と言う流れ。

 ソレでかコレでか分かりませんが、実はスポンサーの担当者もレースをやっております。Audi R8 / GT4で参加をしているのですが、もう一台、マクラーレンGT4もあります。
「良かったらこっちも面倒見てくれない?」


 「あ、こいつキッタネェ」と思いましたが、そこは下請けの代理店とスポンサー企業の担当者と言う、絶対的な力学が強く働きます。“断る”と言う選択肢もボタンもそこには無いのです。残念ながら。

 なので引き受けました。頑張ります。実はGTはあまり好きでは無いとか言えないし、言わないです。
自分が最後に関わったGTのプログラムは一番上の写真、2018年?か忘れましたが、マカオGTの仕事でした。ステファン・ヨハンソンからの依頼で、人生で初めてフェラーリワークスなるものをやりました。

 結果はマカオGPどころか、レース界の歴史に残る結果でした。
こんなのをとてもスポンサーの担当者の人には見せられません。
だからGT、嫌いなんです…トラウマ…


ウチの赤い新車で下ろしたてのクルマの最後をご覧ください。


完全に畑中葉子状態です…