自分を含む調査チームは、夜8時をまわり定刻を一時間ほど遅れて北京を飛び立った上海へと向かう飛行機の機内にいた。 どこのタイミングで聞こうかと、北京での滞在期間中ずっと様子を伺っていたが、飛行機の座席で隣になった事から思い切って聞いてみた。 「なぜ(第三期の)活動を辞めたんですか?」 彼は間髪を入れずに答えた。 「あのタイミングで辞めないと、株主総会を乗り越えられなかったんですよ。」 彼は第三期の中で重責にあった人物で、今回は後々の第四期、つまり第二期マクラーレン・ホンダが発足する前の段階の作業をしていた。 そして光栄な事にそれをお手伝いさせて頂けるチャンスを頂けた。 話しは一旦、一番最初に戻る。 この一連の流れを書こうと思ったのには理由がある。 一つはTwitterの長文のシステムを試してみたかったと言う事。 実はこの文章は以前に書いて貯めていたものだった。しかし特に出す場もないし、それを作ろうとも思っていなかった。しかしどこかで出さないとならないかな?とは思っていた。 もう一つの理由として、産業としての自動車メーカーの立ち位置と、スポーツチームとしての活動をキチンと連動して伝えるメディアが無い事。それを問題提起する事で、昨今のモータースポーツの関係者やファンが叫ぶ「なぜ社会的な…
この週末は珍しく、真夏の祭典 鈴鹿8時間耐久レースにセンサーを働かせていた。 今年もモータースポーツの仕事はやっていない。来年度、2023年シリーズの仕事はやっているが年内はそれだけ(他にもあるが放置中)。 そこで冷静にこのスポーツのビジネスの側面を考えて、真剣に見る努力をした。 もちろんこちらでは8耐の決勝は見られず、海外のネット放送も探したがダメ。しかし前日の4耐は見る事ができ、またメインの8耐も断片的に情報を集められたので、大体の感触は掴めた。 まずホンダの圧倒的な強さ。 これは自分がSUZUKIの仕事をやっている時から感じていた。 しかし昨日、あの時の話しを聞いてガッカリした。 あのHONDA VTR1000のストレートの速さ。 自分達は四気筒750cc。 レギュレーション上、どうしようも無いと思っていたら 「違いますよ、あれはドカティを引き入れる為のルール設定で、そこへまさかのホンダがタンデムツインを作って来ちゃったんです!」 じゃあ俺たち…超速かったんだ… 二十数年経ってこんな話しを聞いたら虚脱症状ですよ…。 大ショック。 ひょっとして…勝ててた???🥲 まぁ戦った相手がバレンティーノ・ロッシだしな…とか色々と思い起…
この戯れ文は、あくまでも暑さで脳がやられて幻覚を起こしていると言う前提です。 7月上旬頃、H関係者の口から出ていた言葉は自らのF1に於ける未来について、見えない話ししか出てこなかった。これは6月の決算発表を受けての状況だったと考えられる。 そしてそれから二週間ほど経ってから急に山本選手F1の話しが出始めた。今のHの経営状況はかなり悪く、日産と同じかそれ以上に厳しい。 おそらく経営陣や株主からF1をやる意義やその効果を問われたのではないか? *このダイヤモンドオンラインの記事の内容についてはまた次の機会に。但しこの"研究所の降格"は例えるなら日産のゴーンショックに匹敵する程のインパクトがあり、地獄への片道切符になるだろう。 そう考えないとF2/F3のH育成ドライバーを差し置いての山本選手の名前は上がらないのが普通だろう。表向きはスーパーライセンスのポイントの件があったとしても、だ。 それでなくともHのモタスポには英国名門チーム繋がりで違法金融業者が取り巻いていると言う爆弾を抱えている訳で、これが炸裂(金融庁からの指導等)したらF1どころの話しでは無くなるであろう(但しこれはHが引き込んだ業者)。 世の中どこにこう言う地雷が埋められているか分からず、先…
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